革の色付けについて(染料・顔料仕上の違い)
天然皮革を使用した多くの革製品には色が付いていますよね。
それはもちろん、革の製造工程の中で
その革が商品として必要とされる色付けがされる訳ですが
その方法は大きく3つに分かれます。
例えば、使い込むほどに味が出てくるような
・経年変化(エイジング)を起こしやすい革財布が欲しいのか?
・それとも、購入時の表情をしっかりと保ってくれる革財布が欲しいのか?
その違いは、この色付け作業の違いが大きく関係してきます。
さらには、本革製品はどんなものでも経年変化(エイジング)を起こし、
かならず味がでてくるものだと勘違いされている方も
中にはおられるようです。
ですから、自分の目的に応じた革製品を手に入れる為にも、
この色付けの違いは知っておきたい所です。
非常に簡単ですのでぜひ読んでみて下さいね!
■革の色付け方法【3つの違い】
どれだけ丁寧に飼育された動物であっても、
その後どれだけ丁寧に製造された皮革であっても
その表皮にはどうしても多かれ少なかれ傷やシワが必ず存在します。
そこで、皮の色付け作業は大きく3つに分かれます!
それは、この傷やシワを
①天然皮革の表情として活かしていく!
②目立たない様に隠す!
③色付けをしない!
という3通りの方法です。そして、それはそれぞれ
①が目的で行われる色付け方法を『染料仕上げ』
②が目的で行われる色付け方法を『顔料仕上げ』
③は①が目的で色付けを行わない『素上げ』
と呼ばれています。
ではもう少し詳しく・・・
■染料仕上げ
天然皮革の証である、傷や血管、シワなどを自然に残し
その革独自の表情を活かす為に薄い被膜によって染め上げたもの。
【特徴】
使用すればする程にそれぞれ味のある個性をもつ革へと
経年変化(エイジング)を起こしやすい!
その分水分には弱く、表皮に傷もつきやすい。
■顔料仕上げ
表皮の傷などが隠れるように、ペンキをベタ塗りする様なイメージで
色付けされたもの。
【特徴】
革本来が持つ独特の表情はなくなるが、表皮には統一感があり
傷などもつきにくく、常に変化の少ない綺麗な状態である。
耐水性にも優れている。
■素上げ
全く色付け作業を行わず、オイルなどで簡単に表皮を整えたもの。
【特徴】
最も革本来の個性を感じる事ができる。
素朴で自然な天然皮革そのものである。
市場に出回る革製品の多くは顔料仕上げによるものです。
しかし、長財布オタクはより革本来の風貌・持ち味を感じられる
染料仕上げ・素上げの革財布がお気に入りです。
ですから、当サイトでおすすめしている革財布たちは、
革本来の個性を大切にする、素上げ&染料仕上げです!
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